パチンコ年代記―銀玉に愛を込めて



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パチンコ年代記―銀玉に愛を込めて
パチンコ年代記―銀玉に愛を込めて

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「パチンコが好き!」って著者の思いが伝わってきて好感

 パチンコ通史がオーソドックスにまとめられている。けれんみ、押し出しといったものが無く、素っ気ない位の作りだけど、「パチンコが好き!」って著者の思いが伝わってきて好感が持てる。せめて、カラー口絵とかあれば、より楽しめるのだけど、まぁコスト的なこともあるからね(「名機図鑑」みたいなビジュアルお宝本の別企画はアリ?)。
 俺の中では「羽根モノ(ゼロタイガー)よりフィーバーのほうが先だった」ってのが意外だった。でも、言われてみればって感じで、記憶違いを正してくれてありがとう。インベーダーにはまった高校の頃、羽根モノ、デジパチにはまった大学の頃の記憶の断片が次々に浮かんできた。
 それにしても、「正村ゲージ(1948)」「連発式(52)」「役物(57)」「チューリップ(60)」「電動ハンドル(73)」「フィーバー(80)」「羽根モノ(81)」以降って、出球や連チャン規制、CR導入って商業面でのエポックはあるけど、ゲームとしての画期的な技術革新ってのは無いんだよなぁ。その分、キャラで目先を変えるって展開なわけだけど。本書を読むと、キャラ展開の萌芽って黄門ちゃまあたりだね。著者は指摘してないけど、ゲーム台にキャラ、世界観を付与するってアイデアのルーツにはピンボールがある。大勢の人が集まる場所でありながら、ひとり、台と向き合うってのがパチンコの魅力であり、その盤面に映し出されるものとして過去キャラってのはハマるんだなぁ。現実逃避って言っちゃうとミもフタもないけど、過去キャラを通じて導き出される個人的な記憶、回想ってあるからね。テレビ付きパチンコが流行らなかったってエピソードも出てきたけど、パチンコやる人は現実じゃない世界、自分ひとりの世界に入って行きたい訳だから、さもありなんであって。



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